色目標見本と調色の間の数値的グラフィック的色差は、調色結果の合格判定と製造時の色管理にとって重要です。 色目標見本と調色の間、または標準色と製造バッチの間の差異を数学的に表現するために、以下ののデルタ値が使用されます。
デルタ L (Ð L) 明暗の差。 + =明るい、– =暗い。
デルタ a (Ð a) 赤/緑の差。 + =赤が強い、 – =緑が強い。
デルタ b (Ð b) 黄色/青の差。 + = 黄色が強い、 – = 青が強い。
デルタ c (Ð c) 彩度の差。 + =彩度が高い、 – =彩度が低い。
デルタ h (Ð h) 角度の差として表される色相の差。
デルタ E (Ð E) 明暗、赤/緑、黄色/青を含む、色差全体を表す1つの数値。
これらのデルタ値を適切に使用すると、合格または不合格を決定する仕様範囲の差を指定できます。 これは、目視評価によって許容可能なものと許容不可なものが厳密に確立された後にのみ使用する必要があります。 デルタL、a、bの値は、着色剤の配合を調整してより目標色に近付けるために重要です。 これは、 +/– の数値が不合格判定の調色結果に対処する際の色差傾向を示すためです。
デルタEは、見本とサンプルの間の色差全体を示す1つの数値です。 これは色差の程度を表しますが、差の方向を示すものではありません。 そのため、デルタE値自体の実用性または価値は限られています。 さらに、デルタEは、カラー空間で線形ではありません。 CIELabデルタEが1.0の色差とは、多くの人にとって中間色のベージュまたはグレーでは明確な差異が見えますが、彩度が高い青では その差異が見えにくいものです。 デルタEは、その制限を十分に理解して慎重に使用する必要があります。
デルタEは、ピタゴラスの定理によって次のように計算されます。
ÐE = ‾ ÐL2 + Ða2 + ÐÐb2