ポリマー加工とその影響
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ポリマー加工とその影響
加工条件(機械内滞留時間、せん断、装置など)のすべてがカラーに影響を与えます。 |
滞留時間色素系が加工製造作業を受ける時間の長さは、外観に大きく影響します。 着色剤の熱安定性に関係する要素は温度だけではありません。 通常は、時間と温度に関係します。 そのため、色素を限界付近まで加熱する場合は、加熱時間をできる限り短くする必要があります。 色素は化学物質なので、常に化学反応を起こす可能性があります。 何らかの理由で反応が起こった場合、その色素は当該用途に向いていないと考えられます。ポリマーも、時間と温度の関係から影響を受けます。 ポリマーにも色素と同じ多くの問題があります。 多くのポリマー系は、特性上、長時間高温にさらされると黄変または黒化します。 せん断せん断は、プラスチックの色素にとって重要な要素です。 プラスチック内の色素を完全に分散させるには、加工中に十分なせん断を行う必要があります。 ただし残念ながら、せん断によってプラスチック内の色素や他の微粒子材料(充填剤、性能強化剤など)が損傷する場合があります。 微粒子物質である色素は、せん断加工中に砕ける場合があり、色素のカラー特性は、その微粒子サイズ分布に依存します。 分布が粒子の破砕によって変化すると、観察されるカラーが変わる可能性があります。せん断を受ける色素粒子には、表面の摩耗というジレンマもあります。 一部の色素は、色値の大半を粒子表面に備えています。 せん断加工で粒子が摩耗すると、結果として見えるカラーが変わる場合があります。 加工中のせん断の量を一貫して制御することが重要です。 ノズルとスクリュー・チップ射出成形機械のノズルとチップが重大ななせん断と熱の条件を生み出す可能性があります。 プラスチックは、射出サイクル中に非常に大きな速度と高い圧力でノズルやチップを通り抜けます。 これが原因で、ポリマーの基質などの成分に損傷を与える大きなせん断力が引き起こされる場合があります。 また、速度が大きいと、莫大な摩擦熱が発生します。 ノズル部で材料温度が°40C (104°F)以上上昇することもまれではありません。 この上昇が色素、ポリマーなどの成分の熱安定性に悪影響を与えると、外観または物理的特性が損なわれる可能性があります。樹脂の乾燥多くのポリマーは、成形または押出前に乾燥させる必要があります。 しかし、乾燥回数が多すぎたり温度を上げすぎたためにポリマーが過度に乾燥すると、変色や物理特性の低下などが発生する可能性があります。金型内での部品の冷却射出成形金型内の冷却時間は、カラー、外観、そして物理的特性に影響を与えます。 冷却時間は金型温度によって決まり、成形部品の光沢に決定的に影響を与え、プラスチックによっては物理的特性、透明性、透過性にも影響する場合があります。多くの材料は熱変色性(温度でカラーが変化する)なので、成形部品のカラーは、加工後、かなりの長時間変化する可能性があります。 部品は、カラーを評価する前に十分冷却して、常温まで戻す必要があります。 実際の部品の状態により近付けるには、圧縮空気や冷却水を使用するのではなく、自然に冷却することをお勧めします。 一般に、有機色素は無機色素に比べて、この現象の影響を強く受けます。 |